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AO推薦系入試は始まっています

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2019年9月4日

夏期講習に入り午前中から授業をされている先生方もたくさんいらっしゃる事と思います。
私も現場を担当しており、夏期講習期間は授業メインで教室で汗をかいております。

本日は大学入試において無視できなくなっている「AO/推薦入試」いわゆる推薦系入試について少しお話を。

すでに多くの先生方がご存知の通り、現在の大学(特に私大)では推薦系入試で定員の約半数程度の学生を確保しています。

推薦系入試の受験生側のメリット

推薦系入試の受験生側のメリットとして、倍率面では一般入試よりも受かりやすいことが多く早期に進路が決まるという点があります。
また、大学側としても優秀な学生を早期に確保でき、双方の思惑が合致しているのが割合増に結びついている要因ではないでしょうか。

推薦系入試の受験生側のデメリット

デメリットもいくつかあります。
多くは専願(第一希望)での出願を求めているので合格したら入学しなければならない為、進路変更は向かない。
高校3年間の学校成績に出願基準を設けている場合もある為、普段から意識していないと挑戦すらできない。

将来へ向けての目標や進路が未定の高校生が早期より推薦系入試を意識して高校生活を送るのには、多方面での「気づき」が必要ですね。
自塾の高校生、中学生にもこの将来を見据える力を早めにつける「はたらきかけ」(いわゆるキャリア教育)を意識してみてはいかがでしょうか。

話を戻しまして、推薦系入試では学力検査よりも表現力を検査するために「小論文」を課す試験が多いのも特徴です。一般入試でも小論文を課すのは私大では慶應義塾が有名ですね。

弊社では、『AO推薦系スペシャル講座』として「小論文」の対策講座を用意しております。
こちらは映像受講→小論文提出→添削指導を遠隔で行えますので自塾に受講を希望する生徒さんがいらっしゃいましたらご相談ください。

実施の推薦系入試での小論文とは。というお声をいただくので、現在の「小論文」の出題傾向と対策を簡単にまとめました。

小論文問題の主流は、文章と設問で組み立てられる「課題文読解型問題」です。文章が英文だったり、複数の文章が与えられたりする場合もあります。いずれも、読解力、英文であれば英語力、複数の文章であれば共通点や相違点を読み解く力が求められます。

統計図表や調査結果をまとめたグラフが与えられる「図表分析型問題」もあります。この場合でも、与えられた図表やグラフに盛り込まれた情報を読み解く力が必要です。

一方、文章や図表などの資料が与えられない出題「テーマ型問題」では、設問文と与えられたテーマから問われていることを読み解く力が必要となります。

対策としては、小論文の基本動作「資料の読解→設問内容の分析→文章構成(解答作成)」を身につけることが第一です。実際に問題に取り組み、くりかえし書く練習をすることが大切です。

また、小論文を書く上で志望系統の分野に関わる知識が必要です。

志望系統の分野で重要な言葉や具体的な制度など、日頃から志望学部系統に関係のあるニュースなどから情報を収集し、出題テーマにそって自分の考えを論述できるよう、知識を蓄えておくことも大切です。

志望する系統で出題されている入試問題の課題文や資料も重要な知識の源となります。