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指定校推薦の校内選考について

指定校推薦の校内選考について

2019年9月20日

9月半ばを迎え、「高校3年生の指定校推薦の校内選考が通りました!」というご報告を、各教室の先生方から頂いております。

推薦系の入試で決まると、一般受験の生徒よりも早く進路が確定したことで(指定校推薦であれば約半年?!)、残りの高校生活を受験勉強だけに費やす必要がなくなります。

今(高校時代)しか出来ない経験を一つでも多くして、充実した大学生活への助走期間にしてもらえることを願っております。

さて、推薦系(特に指定校推薦)の入試では、内申点が合否の大きなカギを握ります。というより、基準を満たさなければ出願さえ出来ません。しかも高校1年生からの内申点の積み重ねを必要とされる場合がほとんどです。一般入試が短中距離走だとすれば、推薦入試はマラソンに近いですね(途中で怠けると記録は出ません)。

内申点を決める大きなファクターが、年間4~5回行われる「定期テスト」になります。

最終的に受験を目指す生徒さんも、この定期テストをマイルストーンにしてその都度クリアしていくことは、高3になった段階でのスタートラインが大きく違ってきます。「推薦じゃないから学校の授業は聞かない」は、愚の骨頂ですね。まずは学校の授業がベースになることをしっかり意識することが大切です。

学校のレベル等にもよりますが、まずは定期テストでの目標は「平均点+5点」になるかと思います。その上で得意な教科は「+10~15点」を目指せば良いのではないでしょうか。これで、全教科最低「4」、得意教科は「5」が狙えるので、評定平均(通知表の平均点)は4.2くらいになります。これくらいあれば、少なくともその高校に来ている指定校推薦の枠の上位をいくつか確保出来るはずです。進路選択の幅が広がりますね。

では、具体的に平均点+5点を取るのには何が必要なのでしょうか?

どこの高校でも、恐らく各科目の平均点は50~70点くらい、低い場合は30~40点台なんてこともあるかもしれません。ということは、平均点+5点を達成するには、平均70点なら75点、平均40点なら45点が取れれば良いということになります。つまり、後者であれば、半分が白紙の答案用紙でも内申点4がつく可能性があるということです。

ここで重要なことがわかります。

それは、全てを完璧にこなせなくても(理解出来なくても)、合格ラインは超えられるということです。これは大学入試の本番でも同じで、「満点を取らなければ合格できない」という入試はありません。どの大学も60~70%が合格ラインになります。

中学時代に優秀だった生徒(テストは常に90点以上等)や、真面目な生徒(女の子に多いです)ほど、「テスト範囲を全て理解しないと…」「問題集の問題を全て解けるようにしないと…」となってしまい、本来他の教科に費やすべき時間を、やっても出来るようにならない問題に費やしてしまい、結局どの教科も失敗した…ということになりがちです。

これは私が長年高校生指導に携わってきた中で感じていることですが、高校生指導で絶対に必要なことは、難しい問題を教えられることではなくて(もちろんレベルが上がればそれも必要ですが)、「その生徒のレベルに応じてやらなくて良い問題を的確に指示できること」ではないかと思います。

教室の先生方には、背伸びして徒に難しい問題に手を出すのではなく、確実に出来る問題を増やすこと、定期テスト本番ではその問題から解いていくことを徹底することが、『定期テストに強い塾』を創るための外してはいけないポイントだとお考え頂ければと思います。

そういったフォローを、なかなかごご自分では出来ない(どうして良いかわからない)という先生は、お気軽に弊社スタッフまでご相談下さい。その生徒さんの状況を伺って、適宜アドバイスさせて頂きます。

もちろん、弊社から提供させて頂いているコミュニケーション英語と国語の対策問題を有効に活用頂くことは言うまでもありません!

今回も、最後までお読み頂きありがとうございました。
次回配信もお楽しみに!